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アミアン大聖堂【アミアンだいせいどう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アミアン大聖堂
アミアンだいせいどう
La Cathédrale Notre-Dame, Amiens
フランス,ソンム県の県都アミアンにある,ゴシック盛期の典型的な大聖堂。 1220年着工。身廊部は 1236年,ファサードは 1269年,アプスは 1270年,両翼部の礼拝堂は 1375年,北側の塔は 14世紀,南側の塔は 15世紀初めに竣工。尖塔は 1529年再建。建築家は,ロベール・ド・リュザルシュ,T.コルモンとその息子ルノー。 19世紀にビオレ=ル=デュクにより修復された。東西 145m,南北 70m。身廊部の高さ 42.3m。ファサード中央の門はキリスト,右はマリア,左はアミアン最初の司教聖フィルマンに捧げられ,それぞれこの期の彫刻の傑作がみられる。身廊部は,クリアストーリー,同じく外壁に窓をもつトリフォリウムアーケードの3層構成をとり,垂直に向かう動きと水平方向の構成との調和が実現されている。 1981年世界遺産の文化遺産に登録。

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デジタル大辞泉

アミアン‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【アミアン大聖堂】
Cathédrale Notre-Dame d'Amiens》フランス北部ソンム県の都市、アミアンにある13世紀に建造された大聖堂。身廊の高さは42メートルあり同国で最も高い。シャルトル大聖堂ランス大聖堂に並ぶ同国屈指のゴシック式の聖堂として知られ、1981年、世界遺産(文化遺産)に登録された。ノートルダム大聖堂。

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世界遺産詳解

アミアンだいせいどう【アミアン大聖堂】
1981年に登録された世界遺産(文化遺産)で、フランス北部ピカルディーにある。13世紀に最盛期を迎えた大聖堂の建設ラッシュはヨーロッパ各地に多くの建造物を生み出したが、そのなかでもゴシック様式聖堂の最高峰と称される。アミアン大司教の命により、建築家ロベール・ド・リュザルシュが工事に着工したのは1220年で、1288年には塔以外の主要部分がほぼ完成した。当時としては異例のスピードで完成をみたのは、徹底した分業と流れ作業によって各部材を量産することができたからである。大聖堂の規模は壮大で、奥行きが145m、身廊(しんろう)内の天井の高さは42.3m。聖堂の内外には数々の彫刻が飾られているが、まず目に入るのが聖堂西正面の扉口周辺を飾る彫刻群で、キリスト教の歴史や聖人伝などを表現していることから「石の百科全書」と呼ばれる。これらの彫刻群や建設工法はその後のゴシック建築に大きな影響を与えたことや、フランス最大の大聖堂であり、ゴシック彫刻の宝庫でもあることなどからその文化的価値が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はAmiens Cathedral

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世界大百科事典 第2版

アミアンだいせいどう【アミアン大聖堂 Cathédrale de Notre‐Dame,Amiens】
北フランスのアミアンにある大聖堂。盛期ゴシックの頂点に位置する建築で,規模はフランスのゴシック大聖堂中最大(全長145m,身廊高42.3m)。身廊,袖廊とも3廊式。大部分は1220‐70年ころ建設。建築家としてロベール・ド・リュザルシュRobert de Luzarches,トマ・ド・コルモンThomas de Cormont,その子ルノーRenaud de Cormontの3人の名が残る。左右非対称の西正面双塔は,14世紀末(南側)と15世紀(北側)に完成。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

アミアン大聖堂
あみあんだいせいどう
Cathdrale Notre-Dame d'Amiens
フランスのアミアンにあるノートル・ダム大聖堂。ゴシック教会建築を代表し、最大の規模を誇る。面積約7700平方メートル、容積約20万立方メートル、奥行145メートル、身廊の幅14.6メートル、高さ42.3メートル、側廊の幅8.65メートル。前時代のロマネスク様式の教会が1218年の火災で破損したのち、司教ド・フイヨワ時代の1220年にロベール・ド・リュザルシュの設計で再建が始められ、引き続き1288年までトマ・ド・コルモンと息子のルノーが監督にあたった。身廊、西正面とその扉口の彫刻は1236年に、内陣は1269年に、周歩廊と放射状礼拝堂は1247年に完成した。西正面南北の塔は14世紀後半から15世紀初頭に完成。西正面の三つの扉口および南翼廊の扉口には、13世紀の傑作とたたえられる『美しき神』をはじめとするみごとな彫刻群がある。なお、この聖堂は1981年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[名取四郎]

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