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やぞ【ヤゾ】

デジタル大辞泉

や‐ぞ
[連語]《係助詞「や」+係助詞「ぞ」》文末で、推量の助動詞「む」「らむ」「けむ」などに付く。強い疑問や反語の意を表す。…(だろう)か。…だろうか(いや、そうではない)。
「年にありて一夜妹(いも)に逢ふ彦星も我に勝りて思ふらむ―」〈拾遺・秋〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

やぞ
( 連語 )
〔係助詞「や」に係助詞「ぞ」の付いたもの。中古前期の語〕
文末にあって、推量の助動詞「む」「らむ」「けむ」などに付く。
疑問または詠嘆の意を表す。 「はかなくて同じ心になりにしを思ふがごとは思ふらむ-/後撰 恋一」 「沢水に老いぬる影を見るたづの鳴く音雲ゐにきこゆらむ-/兼盛集」
反語の意を表す。 「夏ごろも有りしながらに冬の夜のせなとし寝なば寒からむ-/好忠集」

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

や‐ぞ
(係助詞「や」「ぞ」の重なったもの) 文末で推量の助動詞「む」「らむ」「けむ」などを受ける。
① 疑問・詠嘆を表わす。
※後撰(951‐953頃)恋一・五九四「はかなくて同じ心になりにしを思ふがごとは思ふらんやぞ〈中務〉」
② 反語を表わす。
※蜻蛉(974頃)中「宿見れば蓬の門も鎖しながら荒るべきものと思ひけむやぞ」

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や‐ぞ
(断定の助動詞「や」に終助詞「ぞ」の付いたもの) 上方で使われ、文末で形容詞の終止形および体言を受け、指示・強調する。
※夫婦善哉(1940)〈織田作之助〉「釜の下の灰まで自分のもん思たら大間違ひやぞ」

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