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のさのさ【ノサノサ】

デジタル大辞泉

のさ‐のさ
[副]
ゆっくりと歩くさま。のそのそ。
「傍らの叢(くさむら)から、―と出たのは蟇(ひき)で」〈鏡花高野聖
のんびりしているさま。
「いとしづかに馬を飼うて―としてぞ居たりける」〈太平記・三六〉
横柄に振る舞うさま。遠慮のないさま。
「あいつめが初心ななりで、―と乗り上がって」〈虎明狂・禰宜山伏

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

のさのさ
(多く「と」を伴って)
のんびり構えているさま。のうのう。 いと静かに馬を飼うて-としてぞ居たりける/太平記 36
恥ずべきことをしていながら平気なさま。のめのめ。おめおめ。 土佐は腹をも切らで、武蔵坊に-と捕られける/義経記 4
横柄に振る舞うさま。 あとへ、相役、岩代多喜太、-と座に直り/浄瑠璃・生写朝顔話
ゆっくりと歩くさま。のそのそ。 背後うしろを-と跟けて来て/日本橋 鏡花

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

のさ‐のさ
〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① ゆとりがあって、物に動じないさま、平然としたさまを表わす語。ゆうゆう。
※太平記(14C後)三六「楠をも河を越させて打殺せとて最閑(しづか)に馬を飼てのさのさとしてぞ居たりける」
② 周囲のことに気を配らないで、ひとり横柄にふるまうさまを表わす語。
※太平記(14C後)三二「矢の一をも不射懸して、城の麓をのさのさと通しければ」
③ 周囲の情況とちぐはぐで、のんびりしているさま、おおらかで、のんきなさまを表わす語。
※義経記(室町中か)五「真逆様にどうど転び、忠信が打物提げて待つところへ、のさのさと転びてぞ来りける」
④ ゆっくりと歩くさまを表わす語。のそのそ。
※浮世草子・好色ひともと薄(1700)五「しはがれし声にておとぎ申さふと、のさのさきたるありさま」

出典:精選版 日本国語大辞典
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