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にや【ニヤ】

デジタル大辞泉

に‐や
[連語]
《断定の助動詞「なり」の連用形+係助詞「や」》

㋐文中にあって連体形の結びを伴う用法。…で…か。
「朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふつもり―ありけむ」〈・桐壺〉
㋑文末にあって結びを伴わない用法。…なのか。
「あやし。ひが耳―」〈・若紫〉
軽く詠嘆的に言い切る意を表す。
「さもあるべき事―」〈奥の細道
[補説]1㋐は下に「あらむ」「あるらむ」「ありけむ」などを伴うことが多い。2は江戸時代の用法。
《格助詞「に」+係助詞「や」》疑問・反語の意を表す。…に…か。
「そなた―まゐり来(く)べき」〈かげろふ・下〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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大辞林 第三版

にや
( 連語 )
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に係助詞「や」の付いたもの〕
(後にくる「あらむ」などの語と呼応して)断定することに対しての疑問または反語の意を表す。 「大納言南海の浜に吹き寄せられたる-あらむと思ひて/竹取」 「雪の山、まことの越の-あらむと見えて、消えげもなし/枕草子 87
(後にくる「あらむ」などの語を省略した形で)
(文末に用いて)疑問の意を表す。 「尋常よのつねならぬさまなれども、人にいとはれず、よろづ許されけり。徳の至れりける-/徒然 60
(文中の挿入句に用いて)断定することを避けて、疑いを残す意を表す。 「ことし元禄二とせ-、奥羽長途の行脚只かりそめに思ひたちて/奥の細道」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

にや
( 連語 )
〔格助詞「に」に係助詞「や」の付いたもの〕
格助詞「に」で示されるものに関して、疑問または反語の意を表す。 「立ちしなふ君が姿を忘れずは世の限り-恋ひ渡りなむ/万葉集 4441」 「夢-見ゆらむと、そらおそろしく/源氏 帚木

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