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なく【ナク】

デジタル大辞泉

な‐く
打消しの助動詞「ず」のク語法。上代語》ないこと。→なくに
「ももしきの大宮人の熟田津(にきたつ)に船乗しけむ年の知ら―」〈・三二三〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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大辞林 第三版

なく
〔打ち消しの助動詞「ず」のク語法。上代語〕
「…ないこと」の意を表す。 「妹が髪上げ竹葉野たかはのの放れ駒荒びにけらし逢は-思へば/万葉集 2652
文末に用いられて、上の事柄を詠嘆的に打ち消す。…ないことだなあ。 「天の川去年こぞの渡り瀬荒れにけり君が来まさむ道の知ら-/万葉集 2084

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

な‐く
(打消の助動詞「ず」のク語法)
① …ないこと。
万葉(8C後)一四・三三六四「足柄の箱根の山に粟蒔きて実とはなれるを逢は奈久(ナク)もあやし」
体言止めの一種として、詠嘆の意を表わす。
※万葉(8C後)二・一五八「山振(やまぶき)の立ちよそひたる山清水酌(く)みに行かめど道の知ら鳴(なく)
[補注](1)打消の助動詞「ず」の古い未然形「な」に体言的接尾語「く」のついたもの。形容詞「なし」の連用形とは別語
(2)動詞の未然形に下接し、文中では体言句を構成し、文末では一種の体言止めとなる。文末では下に「に」のついた「なくに」の形が多い。

出典:精選版 日本国語大辞典
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