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でも【デモ】

デジタル大辞泉

で‐も[接]
[接]《「それでも」の略》
前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。にもかかわらず。それでも。しかし。「がんばった。でも負けた」「その時は風邪ぎみだった。でも私は休まなかった」
前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。「試験に落ちました。でも勉強はしたんですよ」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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でも[接助・係助]
[接助]《接続助詞「ても」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合の形》「ても」に同じ。「死んでも死にきれない」「いくら呼んでも返事がない」
[係助]《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「も」から》名詞または名詞に準じる語、助詞に付く。
物事の一部分を挙げて、他の場合はまして、ということを類推させる意を表す。…でさえ。「子供でもできる」「昼前でも気温が三〇度ある」
特別のもののようにみえる事柄が、他の一般の場合と同じであるという意を表す。たとえ…であっても。「強いといわれている人でも病気には勝てない」「今からでもがんばろう」
物事をはっきりと言わず、一例として挙げる意を表す。「けがでもしたら大変だ」「兄にでも相談するか」
(不特定をさす語「なに(なん)」「だれ」「いつ」「どこ」などに付いて)すべてのものにあてはまる意を表す。「なんでも食べるよ」「だれでも知っている」

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でも[接頭]
[接頭]職業・身分などを表す語に付く。
名ばかりで実質がそれに伴わない意を表す。「でも学者」「でも紳士」
ほかに能力がないので、やむをえずその職に就いているという意を表す。「でも先生」
[補説]1は「あれでも学者か」などという場合の「あれでも」の略。2は「先生にでもなるか」という場合の「…にでもなるか」というところから出たといわれる。

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で‐も[連語]
[連語]
《格助詞「で」+係助詞「も」》…においても。「これはあの店でも売っている」
《打消しの接続助詞「で」+係助詞「も」。動詞の未然形に付く》…なくても。「言わでものこと」

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大辞林 第三版

でも
( 接続 )
〔「それでも」の略。主として話し言葉に用いる〕
それでも。けれども。 「 -、僕は負けない」 「みんな帰ってしまいました。-、私は残りました」

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でも
( 接助 )

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でも
( 係助 )
〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」または格助詞「で」に、係助詞「も」の付いたものから。近世以降の語〕
体言またはそれに準ずるもの、体言に「が」「を」以外の格助詞の付いたもの、副詞、接続助詞「て」などに接続する。
極端な例を示し、他の場合にはもちろんであるということを類推させる。…でさえ。 「子供-できる」 「ちょっと-油断したら、つけこまれてしまいますよ」
「たとえ…であっても」の意を表す。 「雨天-決行する」 「どんな速球-打ちこなす」
「なんでも」「どれでも」など、不定称の指示語に付いて、全面的な肯定の意を表す。 「なん-知っている」 「いつ-結構です」
軽く例示的に提出する。 「お茶-飲みましょう」 「ホテルのロビーで-待っていてください」
「せめて…だけなりとも」の意を表す。 「長男-生きていてくれたらなあ」
(「(まんざら)…でもない」などの形をとって)不確かな判断を表す。 「彼の発案は、捨てたもの-ない」

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でも
( 接頭 )
〔係助詞「でも」から出た語〕
〔「あれでも…か」の「でも」から〕 その名に値しないものであることを表す。えせ。 「 -易者」 「 -学者」
〔「…にでもなろうか」の「でも」から〕 積極的な意志からではなく、なんとなくそれになっている意を表す。 「 -医者」

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でも
( 連語 )
〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に係助詞「も」の付いたもの〕
〔格助詞「で」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ で(格助)
〔打ち消しの接続助詞「で」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ で(接助)
〔上に来る語の関係で「で」となった接続助詞「て」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ ても(連語)

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精選版 日本国語大辞典

で‐も
[1]
[一] 打消のを含む接続助詞「で」に、係助詞「も」の付いたもの。動詞の未然形に付く。…なくても。また、「言わでものこと」のように、「でも」のあとに「あるべきこと」「よいこと」などを略して、「言わなくてもよいこと」の意を表わすことがある。
※枕(10C終)一「霜のいとしろきも、またさらでもいと寒きに」
[二] 断定助動詞の連用形「で」に、係助詞「も」の付いたもの。…であっても。
※平家(13C前)一〇「なに事でもおぼしめさん御事をばうけ給はって申せ」
[三] 格助詞「で」に、係助詞「も」の付いたもの。…においても。
※平家(13C前)七「弓矢とりはいささかの所でも思ひでの詞をば、かねてつがひおくべきで候ける物かな」
※浄瑠璃・心中天の網島(1720)中「売り買い高い世の中でも、金とたわけは沢山なと」
[2] 〘接続〙 (「それでも」の略) 前の事柄に対し、後の事柄が反対・対立の関係にあることを示す。また、相手のことばを受けて、不満を示したり反論したりする時に用いる。だけど。
※洒落本・遊子方言(1770)更の体「『気を短くせずと、もちゐと、ゐなんし』『でもあまり、おもしろないぞ』」
※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「多くもない貯叢(たくはへ)をゲッソリ遣ひ減らして、今は残り少なになる。デモ母親は男勝りの気丈者」
[3] 〘副助〙 ((一)が一語化したものという) 体言あるいは体言と同資格の語、体言に「が」「を」以外の格助詞の付いたもの、接続助詞「て」などをうける。
(イ) 特にそれと限定するのではなく、一例として挙げる。…か何か。→補注(2)。
※虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初)「ざうたんに申いって、おちゃでも申さいで、おのこりおほい」
※洒落本・娼註銚子戯語(1780)「『ねなすんな』『おきてすわってでもいやしゃう』」
(ロ) (「なに」「だれ」「いつ」「どこ」などの語について) すべての場合を肯定することを表わす。「なんでも食べられます」「だれでもいい」「どこへでも行く」など。なお、「なぜでも」「どうしてでも」は、理由を問われて答えを拒否するのについて用いる。
(ハ) (軽重優劣いずれの方向にも) 極端な場合を提示し、他の場合は勿論である、の意を言外に表わす。…でさえ。
※歌舞伎・傾城暁の鐘(徳川文芸類聚所収)(1708)中「世に出なば百両でもださふ程に」
※野菊の墓(1906)〈伊藤左千夫〉「奥の間の最も煙に遠いところでも、〈略〉板の木目も判らぬ程黒い」
[4] 〘接頭〙 (「あれでも」の意からという) 職業身分などを表わす語に付き、未熟なもの、信頼できないもの、無価値なものの意を表わす。「でも医者」「でも客」「でも坊主」など。
※落語・閉込み(1897)〈三代目柳家小さん〉「泥棒でもさして見様と云ふのでデモ泥棒と云ふので御坐います」
[補注](1)(一)の用法で、(二)と(三)との境界は必ずしも明らかにはし難い。
(2)(三)(イ)の用法で、特にどれと指定しないで、漠然と例示する場合には、必然的に軽いものが提示されることが多く、自然と価値の低いものという感じを伴う。

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