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てから【テカラ】

デジタル大辞泉

て‐から
[連語]《接続助詞「て」+準体助詞「から」。近世以降の語》動詞の連用形に付いて、全体で接続助詞のように用いる。
…から後。…以降。「相手に会ってから考えを決める」
…たとしても。…たところで。
「これ皆一つにし―、高で二貫目か三貫目」〈浮・胸算用・二〉
…たりして。…ているが。
「そんなに涙をこぼし―、何ぞ別にくやしいことでもあったのかえ」〈人・英対暖語・八〉
[補説]「から」を格助詞に扱うこともある。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

てから
( 連語 )
〔接続助詞「て」に格助詞「から」の付いたもの。上に来る語によっては「でから」となる。近世以降の語〕
動詞の連用形に付いて、全体で一つの接続助詞のように用いられる。
「…から後」の意を表す。 「少したっ-、彼も出ていった」 「降りる方がすんでからお乗り下さい」
逆接の意を表す。…ても。…たところで。 「請出して其の後、囲うて置か内へ入るるにし-、そなたは何と成ことぞ/浄瑠璃・天の網島 」 「余所の銀かね盗むにこそ、知れ-大事ない/浄瑠璃・男作五雁金」
「…たりして」の意を表す。 「そんなに涙をこぼし-、何ぞ別にくやしいことでもあつたのかえ/人情本・英対暖語」 〔の意の「てから」は、格助詞「が」を伴って、「向こうに着い-が心配だ」などのようにも用いられる。このような場合の「から」は、格助詞からややその用法が転じているので、準体助詞とすることがある。→から
(準体助)〕

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

て‐から
(接続助詞「て」に格助詞「から」の付いたもの) 中世後期以後に見られ、全体で接続助詞のように用いる。
① 「…から後」の意を表わす。
※史記抄(1477)八「法臘いくつと云は、僧になってから、夏をいくつ結たと云かずぞ」
② 全体で接続助詞的に働き、逆接の意を表わす。…ても。…したところで。→てからが
※雑俳・千枚分銅(1704)「ただ遣るはだてにしてから出しにくい」
[語誌]動作・作用の起点を示す格助詞「から」は、平安時代には同じ意味の「より」があるためまれだったが、室町期以降の口語的資料には多く現われる。接続助詞「て」を介して同じく動作の起点ないし単純接続を示す「てから」も発生した。

出典:精選版 日本国語大辞典
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