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つと【ツト】

デジタル大辞泉

つ‐と
[副]
ある動作をすばやく、または、いきなりするさま。さっと。急に。不意に。「つと立ち止まる」
「瀬川は―席を立って降りると」〈荷風腕くらべ
動かないである状態を続けるさま。じっと。
「面影に―添ひておぼさるるにも」〈桐壺
いちだんと力をこめるさま。ぐっと。
「例はことに鎖(さ)し固めなどもせぬを―鎖して人の音もせず」〈少女

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

つと
( 副 )
動作がす早いさま。さっと。つっと。 「 -立ち上がる」 「 -見遣みやれば月の光清々すがすかしく/谷間の姫百合 謙澄
動かずにある状態を続けるさま。じっと。 「 -御かたはらに添ひ暮して/源氏 夕顔
つくづくと。 「講師の顔を-まもらへたるこそ/枕草子 33

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

つ‐と
〘副〙
① 動かないで、ある状態をずっと続けるさまを表わす語。じっと。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「誰と聞えし人の子ぞ。もし心ならで参り来ずとも、つと思ひとりてなむあるべき」
② 勢いよくすばやいさまを表わす語。さっと。ふと。急に。つっと。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「むつかり給ふを、宮きこしめして、女ぎみをつとかきよせて」
③ すきまなく密着したさまを表わす語。ぴたっと。ぴったりと。ひたと。
※源氏(1001‐14頃)桐壺「御胸つとふたがりて、つゆまどろまれず、明かしかねさせたまふ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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