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ぞや【ゾヤ】

デジタル大辞泉

ぞ‐や
[連語]《古くは「そや」。係助詞「ぞ」+間投助詞「や」》
感動を込めて強く示す意を表す。…だなあ。…なのだよ。
「この河は西国一の大河―」〈平家・九〉
多く、疑問語を伴って用いられる。…であるか。…であろうか。
「かかる事のいつ―ありしか」〈徒然・七一〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

ぞや
( 連語 )
〔係助詞の「ぞ」に間投助詞「や」が重なったもの。古くは「そや」〕
文末にあって、感動をこめて強く言い切る意を表す。…なのだぞ。 「あなたふとや、宿執開発の人かな、阿字阿字と唱ふる-/徒然 144
文中にあって、詠嘆的強調を表す。 「今日わりご持たせて来たる人、その名など-今思ひ出でむ/土左」 〔の文中用法は、現代語では副詞「いつぞや」などの中に残存している〕

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ぞ‐や
(係助詞「ぞ」に間投助詞「や」が重なったもの。「ぞ」の用法に従って文中用法と文末用法とがある。古くは「そや」) 会話などに多く用いられ、詠嘆的強調を表わす。単独の「ぞ」よりも指定的強調がやわらげられ、「ぞよ」よりは聞き手への働きかけが弱い。
古事記(712)上・歌謡「天なるや 弟棚機(おとたなばた)の 項(うな)がせる 玉の御統(みすまる) 御統に 穴玉はや み谷 二渡らす 阿治志貴(あぢしき) 高日子根(たかひこね)の神曾也(ソヤ)
※源氏(1001‐14頃)帚木「いかなることつけぞやと言ひもはてず」
[補注](1)挙例の「源氏‐帚木」のような用法について、疑問の意を表わすとする説もあるが、疑問の意は疑問詞によるものであって、「ぞや」の意ではない。
(2)「いつぞや」の例は中古から見られるが、慣用的に固定して現代に残る。この場合の「ぞ」の機能は副助詞的である。

出典:精選版 日本国語大辞典
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