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ごわる【ごわる】

大辞林 第三版

ごわる
( 動四 )
〔「ごある」の転。近世の奴詞から出たもの〕
「来る」の意の尊敬語。おいでになる。 「これ待て、ちよつと逢ひたい、はあて-・れと云ふに/浄瑠璃・男作五雁金」
「ある」の意の丁寧語。あります。 「ああ爰ここから程は-・らぬ/浄瑠璃・忠臣金短冊」
(補助動詞) 「ある」の意の丁寧語。…であります。 「何というても、たのまれぬは、女郎の心中、にくらしき物て-・るとな/評判記・吉原人たばね」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ごわ・る
[動ラ四]《「ごある」の音変化。江戸時代、主として、田舎者や奴(やっこ)などの用いた語。通人も用いた》
「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。
「これ、待て。ちょっと逢ひたい。はあて、―・れと云ふに」〈浄・男作五雁金〉
「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
「ああ、爰(ここ)から程は―・らぬ」〈浄・金短冊〉
(補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…であります。…でございます。
「臼をひけさの彦惣とも、京童の謳(うた)ひしは、身どもがことで―・ります」〈浮・万金丹・二〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

ごわ・る
〘自ラ四〙 (「ごある(御座)」の変化した語) 江戸時代、主として奴(やっこ)の用語であったが、通人なども用いた。
[一]
① 「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。
※浄瑠璃・男作五雁金(1742)安治川柴居足揃「コレ待(まて)、ちょと逢たい。ハアテごはれ」
② 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
評判記・役者評判蚰蜒(1674)浅田彦太郎「此君にかぎらず惣じてお子たちにいけんがこわる」
[二] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…であります。
※評判記・吉原人たばね(1680頃)ふぢえ「何といふても、たのまれぬは、女郎の心中、にくらしき物でごはるとな」

出典:精選版 日本国語大辞典
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