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うねり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

うねり
swell
海のには風が吹いたときみえる風浪のほか,その場所の風に直接関係のない波がある。後者をうねりといい,風がないときの波や暴風の余波,土用波などがこれにあたる。うねりは風浪に比べて,周期も波長も長く,波の背が丸くなっているが,風浪と見分けにくいこともある。うねりでは波長が数百m,周期が 20秒以上のものがある。暴風域では風浪が起るが,風がやんだのちも波高と波長の比が 0.02内外の波が残ってうねりとなり,遠くまで伝播される。うねりの進行速度は台風などの暴風よりも速いので,南方に台風が発生すると,日本近海はまだ風がないのに大きなうねりが太平洋岸に押寄せる。8,9月の土用波がこの例で,台風の前ぶれとなる。うねりは無風の海面に現れ,船舶を悩ましたり,海岸構造物に被害を与えることがあるが,うねりの予報は風浪よりもむずかしい。

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デジタル大辞泉

うねり
緩く曲がりくねること。「うねりを打つ」
大きく起伏する海の波。波長が長く、波の山が丸い波。低気圧や台風のときに発生。「うねりが高くなる」
[補説]「時代のうねり」などのように比喩的にも用いる。

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ダイビング用語集

うねり
サージ。風の速度が遅くなったり、風が直接水面に当たらなくなると、波の峰が丸くなり波長が長くなる。そして波の高さ、周期、方向が一定の波となった状態をうねりという。うねりは波動エネルギーを保持しやすいため、ときに同じ状態で何千キロもの距離を進むこともある。

出典:ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』
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サーフィン用語集

うねり 【Swell】
波が崩れる前の、水が盛り上がって移動している状態。スウェルとも言う。台風や大きな低気圧からやってくる大きなうねりは グランドスウェルと呼ばれる。

出典:(株)デジサーフ、(株)セキノレーシングスポーツ
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海の事典

うねり
風浪が発生域を離れるなどして、風の直接の影響を受けなくなった状態の波をうねりと言う。風浪が尖った峰を持ち、複雑な形状をしているのに対し、うねりは 周期も比較的長く、丸みをおびた峰を持ち、峰線も長く続き規則的である。これは発生域を離れる際に波が成分波の間の非線形相互作用によって、短周期成分を 失いスペクトル幅も狭くなることによる。うねりの形になった波は大洋をほとんど減衰することなく横断する。 (永田

出典:(財)日本水路協会 海洋情報研究センター
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世界大百科事典 第2版

うねり【swell】
波浪は,風からエネルギーを供給されて発達中の風浪と,その供給を断たれて減衰過程にあるうねりとに分けられる。うねりは風浪にくらべて,峰線の長いなめらかな波面をもつ規則的な波で,多くは波長約100m以上,周期約8秒以上と長く,また波長,周期が長いものほど減衰に時間がかかる。風がやんだり,風域外へ伝播して,風から波へのエネルギー供給がなくなると,風浪はその中の短い周期成分,すなわち短波長成分から減衰を始める。

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大辞林 第三版

うねり
高く低く波打ち、または曲がりくねって続くこと。うねること。 「山なみの-」
波の山と山との間が長い、大きな波。台風・低気圧によっておこる。 「 -が高い」

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日本大百科全書(ニッポニカ)

うねり
うねり
swell
風が、ある程度広い海域をある程度長く吹き続けると風浪が発達する。発達した風浪は風を吹かせた低気圧よりも速く進むので、やがて風が吹く海域の外に出る。外に出ると周期も波長も長くなる。これがうねりである。風浪もうねりもさまざまな周期・波長を含んでおり、風速と発達の度合によるが、卓越する周期と波長は風浪で6秒前後、数十メートルであり、うねりでは11秒前後、200メートルくらいである。海水の摩擦の効果は弱いので、うねりは非常に遠くまで伝播(でんぱ)する。南方洋上の台風の暴風域で発達した風浪がうねりとなって、日本に到達するのが土用波である。風浪・うねりの高さ・周期の予報法は第二次世界大戦中に著しく進歩した。予報の精度は上陸作戦の成否にかかわるからである。[高野健三]

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