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あん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

あん
餡。大豆,落花生以外の雑豆およびさつまいも,じゃがいもなどに砂糖を加えて煮つめた甘味食品。中国生れで,南北朝時代に宋人によってもたらされた。和生菓子,特に饅頭 (まんじゅう) ,羊羹 (ようかん) などに必須の材料である。原料豆により赤あん (小豆,そら豆など赤みを帯びた豆でつくる) ,白あん (オオテボウ,ライマービンなど白い豆から製造したもの) の2種に大別され,また加工程度によりさらしあん,練りあん,小倉あん,つぶしあんなどに分類される。また砂糖を加えていないものを生あん,砂糖を加えたものを練りあんと呼ぶ。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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栄養・生化学辞典

あん
 デンプンの多いマメを水と煮て糊化させたもの.糖を加えないものを生あん,加えたものを練りあんという.

出典:朝倉書店
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デジタル大辞泉プラス

あん
2015年の映画。製作は日本、フランス、ドイツ。監督:河瀬直美、出演:樹木希林、永瀬正敏、市原悦子、内田伽羅ほか。小さなどら焼き屋で粒あん作りを任された元ハンセン病患者の女性の姿を描く。ドリアン助川の同名小説の映画化。

出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典

あん
〘連体〙 「あの」が変化した語。ののしっていう場合などに用いる。「あん畜生」
※婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「何故って、お前(めえ)、あん獣(けだもの)ァ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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あん
〘感動〙
① 相手に念を押したり、同意を求めるときのことば。
※綿(1931)〈須井一〉五「お前もうまいことやれや。あん」
② 相手のあいさつや話に軽く応じるときのことば。
※医師高間房一氏(1941)〈田畑修一郎〉一「彼はそこで会ふ大抵の人に、『あン』と云って一寸頭を動かせばよかった」

出典:精選版 日本国語大辞典
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あん
〘接尾〙 (「はん」の変化した語) 人名などについて、軽い敬意を表わす。さん。大阪の遊里の語。
※洒落本・睟のすじ書(1794)百目つかひ「ヲヲすかん、仁三あんきてかいな〈様ンをアンといふ〉」
[語誌]関東では「さん」が前に促音をとってツァンのように発音されることが多くなるが、関西では「はん」を使い、それが遊里語としてアンと発音されたものと思われる。

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