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あらまし【アラマシ】

デジタル大辞泉

あらまし
[名]
事柄のだいたいのところ。概略。「事件のあらましを話す」
前もって先のことをあれこれ考えること。予想。予定。
「かねての―みな違(たが)ひゆくかと思ふに」〈徒然・一八九〉
[副]
おおかた。おおよそ。「普請はあらまし出来上がった」
前もって。かねてから。
「心の限り仕うまつらむと、―おぼされつるに」〈増鏡・春の別れ〉

出典:小学館
監修:松村明
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大辞林 第三版

あらまし
大体のこと。概要。概略。荒筋。 事件の-を説明する
前もって思いはかること。予定。予想。 おはしましし世の御-なりけるとて/増鏡 藤衣
全部ではないが、ほとんど。大体。おおよそ。あらかた。ほぼ。 建物は-出来上がった

出典:三省堂
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あらまし
連語
動詞ありに推量の助動詞ましの付いたもの
客観的に多くは事実に反することを仮想したり、不明の事実を推量したり、話し手の意志、希望などを表明する。…であろう。…でありたい。 梓弓引きてゆるさず-・ませば/万葉集 2505 かくばかり恋しくあらばまそ鏡見ぬ日時なく-・ましものを/万葉集 4221
予想したり期待したりする意を表す。ありたいと思う。 おのづから逢ふ夜あらばの-・ましも思ひ絶えぬる身の思ひかな/新続古今 恋二まし助動

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精選版 日本国語大辞典

あらまし
〘名〙
[一] 将来のことを、あれこれと思うこと。
① 予想。予定。予期。心あて。また、将来のことについての約束、示唆。
※山家集(12C後)下「待ちかねてひとりはふせどしきたへの枕ならぶるあらましぞする」
※徒然草(1331頃)一八九「かねてのあらまし、〈略〉おのづからたがはぬ事もあれば」
② (副詞的に用いて) 予想として。かねてから。前もって。
※増鏡(1368‐76頃)一四「宮は先帝の御代りにも、いかで心の限り仕(つか)うまつらんと、あらましおぼされつるに」
[二] だいたいのところ。
① 事件などのだいたいの次第。概略。
※康富記‐嘉吉三年(1443)四月三日「祥、詣清大外史之文亭。厩可立之由有荒猿(アラマシ)
※浮世草子・好色一代男(1682)一「ちかぢか尋(たづね)て、無事のあらましをもきかせ申べし」
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五「問はるるままに概略(アラマシ)を語れば」
② (副詞的に用い、「に」を伴うこともある) だいたい。おおよそ。また、いい加減。
※義経記(室町中か)七「あらましに聞きし御姿の、様の変りたるやらん」
※浮世草子・世間胸算用(1692)五「既(すで)に其年の大晦日に、あらましに正月の用意をして」
[語誌](二)の「あらまし」については、「粗(あら)まし」という語源を考える説もある。→「あらましごと(━事)」の語誌

出典:精選版 日本国語大辞典
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